新国立劇場バレエ 新シーズン開幕『ドンキホーテ』を観る

オペラに続いて、新国立劇場のバレエ新シーズンが始まりました。シンプルながら、華やかで明るいバレエです。一番の中心役キトリ(ドゥルシネア)の女性の主役が5人いる中、けがから復帰した木村優里さんの回を選びました。ブランクもやや長目で、売れ行きは他の方より出遅れがちだったかと思いますが、華やかに表情豊かに魅せてくれました。これからも競い合って頑張ってほしいものです。

  • ポスター
  • 花
  • 劇場

振付:マリウス・プティパ / アレクサンドル・ゴルスキー
改訂振付:アレクセイ・ファジェーチェフ 音楽:レオン・ミンクス
美術・衣裳:ヴャチェスラフ・オークネフ 照明:梶 孝三
指揮:冨田実里 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

キトリ(ドゥルシネア):木村優里、バジル:渡邊峻郁、
ドン・キホーテ:中島駿野、サンチョ・パンサ:宇賀大将、ロレンツオ:清水裕三郎
ガマーシュ:奥村康祐、ジュアニッタ:山本涼杏
ピッキリア:花形悠月、エスパーダ:井澤 駿、街の踊り子:柴山紗帆
メルセデス:益田裕子、カスタネットの踊り:原田舞子
ジプシーの頭目:中島瑞生、2人のジプシー:木下嘉人、上中佑樹
森の女王:内田美聡、キューピッド:廣川みくり
ボレロ:川口 藍、中島瑞生、
グラン・パ・ド・ドゥ
第1ヴァリエーション:五月女遥、第2ヴァリエーション:飯野萌子
約2時間45分(第1幕45分 休憩25分 第2幕45分 休憩20分 第3幕30分)

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ALPS配管での汚染水被曝事故

堅い記事が続いたので、そろそろ柔らかいものもと思っていましたが、福島第一原発でのALPSに関連して大きな事故がありましたので、書いておきます。

通常の報道はいくつかありました。2つほどリンクしますと、朝日新聞「福島第一原発で汚染廃液あびた作業員2人入院 除染と経過観察のため」2023/10/27、
韓国からのビュアーズ「日本の福島第一原発で「汚染水漏れ事故」発生…一部作業員の被曝可能性」2023/10/26 などがあります。

この事故の詳しい報告は、YouTubeで、定期的に動画を配信している「県民健康調査検討委員会を『検討』する会 第37回」のなかの、おしどりマコさんのものが詳しいです。長い配信のなかで、1時間23分25秒あたりからをご覧ください。この種のものは何と2011年以来の事故ということです。この動画全体では、相変わらず甲状腺がんの増加も軽視し、すべてのことをなかったものにしようとする動向が続けられていることも描かれています。

はっぴーあいらんどネットワーク「県民健康調査検討委員会を『検討』する会 第37回」より

今回の汚染水はさらに濃縮されている部分らしいですが、やはりそれらを薄めて流すALPS汚染処理水もそのような放射性核種を総量としては持っている・持っていたということですね。

そのようななか、読売新聞「処理水3回目放出は11月2日から…2回目で問題みられず実施可能と判断」2023/10/26と、3回目も予定通りなのでしょうか。
また、毎日新聞「帰還困難区域の8割が森林、国は大半除染せず 保全管理に課題」、2023/10/27、つまり帰宅困難地域の8割の森林は汚れたままです。

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汚染水? 処理水?

今さらですが、もうすでに始まり、賛否が当然ある、福島第一原発からのトリチウム水のことです。私は汚染処理水と呼びますかね。処理汚染水と呼ぶ人もいますね。処理水と呼ばないことや汚染水と言ったことに圧力をかけたり、批判することには反対です。
通常運転の原発の炉を外から水で冷やし、避けられない反応によってできてしまう放射性のトリチウムと原発事故で大きく汚染された水を集めてALPS処理し、ある程度放射性元素を取り除いたもので、特に処理できないトリチウムが残ったものとは違います。

トリチウム自体の危険性については科学的に両論あるとしても、そもそも今のタンク類のうちトリチウム以外のものが含まれているのは、実は7割もしくは6.5割あると東電も認めています。私も福島原発見学時に質問して、東電は答えているのです。それをさらにALPS処理して果たしてとり除けるものなのか。そもそも放射性核種の総量はどれくらいとか、今公表されているデータはごく一部のサンプリングに過ぎないとか、さまざま問題があります。そもそも未だ非常事態宣言が続く中、この度の汚染処理水排出は、廃炉へ向けての作業とは関係ないことが問題です。

  • 福島第一原発全体像の模型 廃炉資料館の展示より
  • 福島第一原発敷地内のタンク類 東電より
  • 富岡町のモニターの一例
  • 実際は除染の有無、土、舗装等で数字は異なる 個人での測定例
  • 福島原発の現状 佐藤暁さん資料より(下記のYouTubeより) 

では、東電、日本政府は他に方法があったのにも関わらず、なぜこのようなことをやったのか。1つはこの方法は安上がりとみられていたからでしょう。実際は周辺対策、風評対策含め金額はバク上がりです。またもう1つ根本には、日本がもくろむ、六ヶ所村再処理工場から出るトリチウムは稼働してしまうと桁違いになることが見え見えなので、これはやるしかないと考えた結果でしょうか。こちらは、プルトニウム、ウランなど日本が核兵器をも作れる手段をもつことにもつながっているようです。

根本をコンパクトに伝えているものとして、先日概要版が公表された以下のものを紹介しておきます。デブリの処理はほとんど手つかずですし、さらにデブリだけが問題ではない今なおダダ漏れの汚染水をどうにかしないと、など危ない問題も語っています。

深掘TVダイジェスト「処理水海洋放出など日本の原発政策を再検証する」より
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キリンが朝から電車の中でのビール系飲料広告

テレビでのアルコールのCM(ほとんどがビール系飲料です)等がこの何年か気になっています。それは前に触れたようにつまらないということもありますが、昨今は不快です。TPO関係なく、そして過剰だからです。もちろん私はアルコール大好きですが、しかしこの日本ほど、アルコールCMが過剰で、どこでも飲んでOK、販売の20歳未満チェックの甘さや時間帯制限が少ないところはあるのでしょうか?

業界の甘い自主基準でさえ実質守らず、実質CMを朝から流しているテレビ局出演者、タレント・タレント事務所、広告代理店?、等は不快感すら感じます。少なくともコンプライアンス意識がないと思います。むしろ自分たちのイメージダウンとは思わないのでしょうか。
そのような過程で、実質CMが特に多かったのはキリンです。しかもやってくれました。朝の通勤電車に乗っていて、ドアの上の画像のところに下記のCMが出たことにはあきれ、不快感をいだきました。会社と鉄道にはクレームをいれました。閉鎖空間で、未成年、妊婦さんも関係なく見せられる不快さ。

名誉のために言えば、キリンから丁寧な返信はありました。そのへんは、テレビ局、鉄道会社などと違って無視はしません。しかし未来を、世界を考えてほしいものです。

東京メトロ車内でのビール系飲料広告
東京メトロ車内でのビール系飲料広告 動画ではないというが
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持ち寄りワイン会 テーマは夏 アゼルバイジャンやジョージアのワイン

以前に話題にした持ち寄りワイン会、7月後半、やや古い話です。この会のテーマは「夏(なつ)」でした。
私は、夏は暑い、熱い、火の印象ということでアゼルバイジャンのワイン、それも土着品種の赤の「マドラサ」を用意しました。私自身も飲むのは初めてです。
アゼルバイジャンは、以前カフカス(コーカサス)3国のジョージア(当時はグルジア)、アルメニアとともに訪れた国です。この地域は、ワイン発祥ともいわれることがありますね。アゼルバイジャンはカスピ海に面していて、一神教の元のひとつともいわれる、火の宗教・ゾロアスター教の遺跡もあります。

色は濃く、香りも果実の芳醇さやスパイシーさがありましたが、飲んでみると意外にあっさり。土着品種は野性味あふれるものもあるかもしれませんが、今までの経験だとけっこうマイルドなものが多かった気がします。これもそのような感じでした。

そして、今回ももう1本持参しました。夏らしい青いワインを提供。邪道のようですが、自然派ワインです。コーカサスつながりのジョージアのケサネ(わすれな草)といいます。品種はルカツィテリ。色は自然の色素由来で、今はブドウの皮から青い色素を抽出して利用しているようです。甘口です。写真に見える青い包装のチョコレートは、まだ記事にはしていませんが、カザフスタンのラハット。お土産です。

今回も、様々なワインが出ました。最後には、「ナッツ」の香りも持つシェリー(アモンティリャード)も登場しました。人様々なのが面白いです。

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新型コロナ感染

6月でしたか、喉の違和感があったとき病院を予約して検査をしてみたら、新型コロナ感染症と判定されました。今だとオミクロン株ですかね。XBBかな? 公式?には、初めての感染経験でしょう。

今回、少し喉の痛みと、声がややかすれたことがありましたので、無理をせず様子をみて、家の近くの内科を受診しました。熱はなし。声が出にくかったので、周りのことも考え、会社を休みました。5類になってからは検査をするのも自己負担(3割)で、病院も抗原検査(定性検査)とインフルエンザの検査をする選択肢はあるが、自由選択ですとのこと。インフルエンザは、本来流行の時期でもないし熱もないことから、コロナの方だけやってもらいました。鼻の奥から採取し、ほどなく結果が出ました。かなりうっすらと線が見えていましたが、陽性とのこと。定性検査ではありますが、おそらくウイルス量がきわめて少ないようです。まあ熱はなく、喉が中心で、軽い風邪症状だったと思われますので、軽く感染していたのでしょう。扁桃腺は腫れているとのこと。
検査で出たおかげで、勤務していた会社も前後の5日間、特別休暇をもらい、有給休暇取得や欠勤扱いにならなかったのは幸いでした。他の人に影響を与えることなく、症状が治まって翌週から復帰しました。前後に少し入れていたイベントは残念ながらキャンセルしました。

抗原検査 Cは比較対象の線、Tが結果。うっすらとした細い線しか見えないが陽性と判定。

出された薬は、風邪の症状を抑えるものとカロナール。カロナールは熱がなかったので、院内薬局の人にも聞いて使用せず、結局家の葛根湯だけ少し飲んでいました。イベルメクチンは、オミクロン株にはあまり効かなさそうだし。

このブログでも、今までの検査経験はいろいろ書いてきました。喉の違和感は、過去2回目くらいで、前のときは抗原検査キットで出なかったですし、この3,4年どころか10年以上?もの間、熱が出た(37℃後半以上どころか37℃台も)経験がないと思われます。お腹はよく壊しますが。少なくとも今の新型コロナは、私にとってはただの風邪でした。まあ、以前も、検査上ではでていませんでしたが、感染経験はもしかしてあったかもしれません。今回も自分の身体を検体に、後に抗体検査を受けてみたいと思いましたが、費用の負担がもったいないのでやめました。

追加で書きますと、お医者さんは忙しいところ丁寧に診てくれましたが、言ったひと言はほんとかよ、と思いました。曰く「ワクチン未接種者は重症化があり得るので」。えー、いまや逆ではないのでしょうか。このワクチンによって免疫力が弱くなると言う考えも、今は強くなってきていますよ。帯状疱疹やガンの増加、またコロナとインフルエンザが同時に増えていたのは従来の経験ではあり得ないともお医者さんも言っていますね。

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はちみつフェスタが4年振りに開催

私も会員である、日本はちみつマイスター協会が、4年振りに「はちみつフェスタ」2023を開催しました。これだけ国内外のはちみつが、試食もできてそろうのは嬉しいことです。あまり時間がない中、行ってきました。ついいくつか購入もしてしまいました。特に関心があったのは、先日行ってきたキルギス、そして台湾、北マケドニア等々のものですが、国内外のものすべて興味深かったです。はちみつも多様な味わいが楽しいです。ミードもありましたが、今回は素通りしました。

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Zoom飲み会で、さらに再びウイスキーとチーズ

先日再びZoom飲み会をしました。今回は若干トラブルもあり、早めに終了しました。

つまみに用意したものはチーズとしてイタリアのヴェネト州からの牛のチーズ「ドルチェ・ソーレ・ビオ」です。製法は、アズィアーゴ・フレスコと同じだそうです。全乳を使用し、オーガニックです。ビオマークが付いていますね。ミルクの甘みとまろやかな美味しさが心地よいです。おとなしめのウイスキーは合いますね。

ウイスキーは、サントリーのデザイン復刻版がまだありましたので、これをハイボールにして飲みました。時間がたっているせいなのかまろやかでした。「サントリーウイスキーホワイト デザイン復刻版〈白札〉」は、サントリーの創業者・鳥井信治郎が、国産ウイスキーとして1929年に発売したウイスキーで、今のホワイトです。デザインは、発売当時のデザインを再現して、白地のラベルに、壽屋(現・サントリー)を支えた「赤玉ポートワイン」のシンボルマークを施したものということです。必ずしもサントリーは好きではありませんが、興味で取得したものです。

ドルチェ・ソーレ・ビオ
表面に小さな穴
まろやかで美味しい
サントリーウイスキーホワイト デザイン復刻版〈白札〉 表のラベル
裏のラベル
ハイボール
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誰がイベルメクチンを殺したか

以前から、この「誰がイベルメクチンを殺したか」という動画の紹介をしようしようと思っていたのですが、かなり長い間、機会を失っていました。

イベルメクチンについては、私は以前からインドからの個人輸入で手に入れていました。すでにジェネリックになっているなかでインドは大製造地です。輸入は日本の信頼できるところを使っていて、今どこの国、港にあるという途中経過まで知らせてくれます。私は、この3年間どころか5年やもしかしたら10年以上も、発熱したという経験はないと思うのですが、若干喉の違和感などがあった際など、念のため飲んだりしていました。結果的には、それが効いたかどうかは実際わからないのですが、症状がさらにコロナめいたことになることや、検査で陽性になったことはありません。だからお守りのような使い方ですね。

イベルメクチンについては、日本ではオミクロン株のとき治験がされ、結果的にはそのときは有意な効果が検証されませんでした。いつものメディアはそれみたことことかと伝えていましたが、冷静に考えてみますと、オミクロン以降は、のど飴や葛根湯などでも効くという軽微な風邪のようであったことや、治験では私や他の人のようにあらかじめ持っていなくて、症状、違和感があったときにすぐ早期に飲んでいない(処方が遅れる)ので、効果が検証できるまでには至らなかったのかもしれない、などといわれています。

いずれにせよ、オミクロン以前で効果があるという研究が世界でもあったのも、闇に消えてしまった現実が、このひとつのWHOも関わったひとつの報道です。関西で必死に頑張っている、お医者さんの長尾和宏先生のブログからご覧ください。なんとまあ。動画は、54分間、ランブルというプラットフォームです。こちらから。

いまようやく世界中で、いろんなことが語られ、研究・検証され、損害賠償なども請求されようとしています。まだまだですが。

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新型コロナ終了 精力的な検証作業を

新型コロナ感染症対策につきましては、それまでも必ずしも義務ではなかったのでしょうが、マスクは3月13日をもって個人の判断で着脱を判断することに、そして感染症としての位置づけも5月8日をもって2類から5類へなど、ようやく周回遅れで非科学的なことを継続していた日本の施策も変わってきました。私はマスクは、すでに3月からほとんどの場面でしていませんし、外出するときも念のため持っていくのも忘れそうです。5月8日からはすべての場面でやめました。

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そして、海外旅行。こちらも遅まきながら日本もまったく意味のない「ワクチン接種3回もしくは陰性証明がないと帰国できない」ことを5月8日より少し前倒しでとりやめました。私はワクチンは打たないので、下手すると海外は来年くらいからかな、と思っていましたが、いきなり旅行会社も解除したところが増えました。今は値段も高いし、空港など混乱もあるので、それほど急がないつもりでしたが、打診していたところにひとつ予約を取ってしまいました。まあメジャーな国・地域でないので、ツアーは成立しないかもしれませんし、そうパスポート切れているのでとりなおさないと。まあ慌てることはありません。今は国内を少し回っているし、有給休暇も思ったより多くない。ぼちぼちいきましょう。

それより旅行・イベント事業の差別をしていた国、東京都、そして旅行業者、イベント業者など、またその観点を報道で全く出さなかった新聞・テレビなどのメディア、すべて検証してほしいものです。また、世界中で始まっている新型コロナに関するお金の使い方、感染症対策そのもの、ワクチンについて、そもそもウイルスの起源など、検証すべきことがたくさんあります。

コロナ前の最後の海外旅行は、サウジアラビア
コロナ前の最後の海外旅行は、サウジアラビア
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