リニア工事の遅れはすでにわかっていた


リニアを望むというポスター
リニアを望むというポスター

4月下旬にリニア関係で、緊急オンラインセミナー「リニア工事の遅れの真実」という催しがあり、私も参加しました。オンラインですが、だいたい100名くらいの参加者だったでしょうか。

その後、集約もありましたが、転載や紹介などどこまで許されているかが定かではなかったです。そこで、当日講演したうちのひとり、フリージャーナリストの樫田秀樹さんのX(旧ツイッター)では、資料がすでに公開されていますので、こちらを紹介しておきます。これは特ダネでもなく、普通に調べたり、工事にかかる年数を算数(足し算・引き算)していけば誰でもわかることである、とは樫田さんの弁です。

静岡県以外でも未だに工事未着工や何と未契約のところとか、何カ所もあるのです。大阪万博みたい。これから10年以上かかるところもあり、そもそも残土の問題やシールドマシンやその他さまざまな課題があり、これってそもそも名古屋まで(すでに分かっていたのにようやくJR東海が認めた)2034年以降でさえ開通しないのではと思わされます。いろんな問題が解決したとしても、遅れ遅れで(ほとんどが地下なので)トンネルだけできても、それが「遺産」になるだけで終了とか、笑い話では済まされない、まさに壮大な無駄。辺野古とかと同じでしょうか。無理なことをメンツしかないで、お金だけ使って終了・・・。まだこちらは、財政投融資が入っているとはいえ税金ではなく、JR東海の事業なのが救いとはいえましょう。しかしポストコロナで、優良な経営のJR東海でさえ厳しい環境ということは否めませんし、国全体で見ても莫大な電気を使う事業は今どきのことではないでしょう。

大手メディアや関係自治体も、必ずしも悪意ではなく、基本的なことさえ自分から情報をとりにいっていなかったようで、今さらながら、樫田さんに聞いたり自分で調べ直しているようです。また日本の劣化事案ですね。

追加 静岡県知事選挙も始まりましたが、リニアの問題・自然破壊のことはメディアでもようやく出始めましたね。まずは、岐阜県での地下水位等の低下ですね。

朝日新聞20240515リニア工事原因か、岐阜・瑞浪で水位低下 JR東海、14カ所で確認

読売新聞20240515リニアのトンネル工事影響か、岐阜・瑞浪市で井戸やため池14か所で水位低下…水が枯れた場所も

さらに追加 静岡県知事選も終わりました。YouTubeで樫田さんがゲストになっているラジオ番組がありましたので紹介しておきます。

[大竹まことゴールデンラジオ]「リニアはなぜ失敗したか」【樫田秀樹】2024年5月27日です。

[大竹まことゴールデンラジオ]「リニアはなぜ失敗したか」【樫田秀樹】2024年5月27日

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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