サロン・デュ・ショコラ2020

サロン・デュ・ショコラは、1995年よりパリで始まったチョコレートの祭典(見本市)です。日本では、三越伊勢丹の会社・店舗が主催の催しで、2003年から始まったようです。今は東京、札幌、仙台、名古屋、京都、福岡の6都市で開催されています。今年の東京開催は1月26日から2月2日まででした。コロナの広がりの前のときでしたね。

私は2017年から関心を持って行き始めました。このときは東京会場は東京国際フォーラムで行われました。行列行列でなかなか入場することすらためらわれましたが、入って見るとけっこう面白く、行き続けています。

翌年から会場が連続して新宿NSビルになり、チケットも日時指定券を買うことができるようになりました。日時によっては余裕があるものの、集中しない代わりに若干華やかさに欠けることと、人気商品は平日朝からの日時で入らないと売り切れてしまうことなどが残念な点でしょうか。

今年は、本会場とは別で行われるショコラセミナーに申し込んでみると、抽選で当たったのでそちらも参加してみました。正直なところ、いくつかセミナーがある中これを選んだわけは、平日夜間の時間帯のものがこれだけだったからなのですが、面白かったです。講師・実演は、フランスカンヌからの「アンテュイション・バイ・ジェローム・ドュ・オリヴェラ」、つまりジェローム・ドュ・オリヴェラ氏によるものでした。彼は、2009年に史上最年少の23歳でクープ・デュ・モンド(パティシエの世界大会のひとつ)優勝の実力者ですが、口調お人柄もとてもやさしい感じの方でした。

実演、試食は、「Verrine Banoffee」(ヴェリーヌ・バノフィー)という、バナナとクリームを使ったシンプルで家庭でもつくれるというデザートでしたが、美しい所作で仕上げられたお菓子は、美味しかったです。

やさしい笑顔のオリヴェラさん

今回、本会場で購入したものは、ルビーチョコレートの中から日本の辻口博啓和楽紅屋)さんの「ルビーショコラトリュフ」にしました。ルビーチョコに、あまおうイチゴのピューレとシャンパーニュのドンペリ二ヨンを合わせた、贅沢ながら可愛く美しいチョコレートです。少量なら値段も手頃なほうです。

ルビーチョコレートというのは、カカオからつくられるチョコレートのうち、ブラック、ミルク、ホワイトに次ぐ第4のチョコレートといわれ、近年開発されたものです。ルビーカカオを原料としていて、これが何と天然の発色なわけです。果実味と酸味を持っていて注目されています。

サロン・デュ・ショコラは、本国フランスでは10月に行われているわけですが、今年はすでに中止が決まっています。翌年に持ち越しです。さて、2021年の日本はどうなるでしょうか?

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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