くるみ割り人形の季節であります。今回は、新制作ということにつられて、新国立劇場版バレエ「くるみ割り人形」を観てきました。このところ、新国立劇場に行くことが多いですが、たまたまです。このサイトでの、くるみ割り人形については、2021年新国立劇場イーグリング版、2020年東京バレエ団、公開は2020年・行ったのは以前のニューヨークシティバレエ、などをとりあげています。
この作品は、芸術監督の吉田都さんが英国ロイヤルバレエ団で活躍されていたときの同僚であったウィル・タケットさんによる振付ということでも注目を集めていました。私にとっては、昔、あるカルチャー講座で吉田都さんの講演イベントがあり、終了後の著書(篠山紀信・写真と本人の文章のフォトエッセイ『吉田都 一瞬の永遠』世界文化社)へのサインをもらいその節にひと言、話させてもらった話題がくるみ割り人形でもありました。
振付:ウィル・タケット(レフ・イワーノフ原振付による)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 編曲:マーティン・イェーツ
美術・衣裳:コリン・リッチモンド 照明:佐藤 啓 映像:ダグラス・オコンネル
指揮:冨田実里 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 合唱:東京少年少女合唱隊
【キャスト】
クララ/金平糖の精:柴山紗帆 ドロッセルマイヤーの助手/くるみ割りの王子:井澤 駿
ドロッセルマイヤー:渡邊拓朗 ダンス教師:山本涼杏 わたあめ:内田美聡
ゼリー:佐野和輝、田中陣之介 キャンディ:五月女 遥
ポップコーン:小野寺 雄、森本亮介、石山 蓮 フォンダンローズ:吉田朱里、中島瑞生
舞台の印象は、美しく楽しいもの。けっこうシンプル、単調な面も。クララは子役を置かず、主役の1人で成長を含めた表現・姿を踊り分けるものでした。柴山さん、可憐でしなやかでしたね。井澤さんは、どっしりと。
第1幕終わりの雪の結晶の踊りは音楽も素敵でやはり美しいです。第2幕の多数の踊りは、以前の「スペインの踊り」、「中国の踊り」、「ロシアの踊り」等々と国名のイメージをつけない工夫(わたあめ、ゼリー、ポップコーンとお菓子になっている)形でした。子どもにもわかりやすく楽しいです。全体として、誰でも楽しめる作品だったのでした。





