持ち寄りワイン会を楽しむ 新年の話 マルゴーのワイン

2か月に1回程度で持ち寄りワイン会を続けています。コロナ禍がひどいときは延期でしたが、そうでないときは静かに、しかし楽しく飲んでいます。開催していてもいつでも参加できるわけではなく私も行けるときに行きますし、メンバーもそのときどきで若干変わります。
この会は、毎回ある程度抽象的な「テーマ」に沿って、各人が自由な発想で選んで1本持ってくるというやり方です。だじゃれでも構いません。持参したワインはいつも重なることがないのが面白いです。皆それぞれの解釈・個性が違うということです。

今回のテーマは「ゆめ」でした。参加回数が多い人の中には、けっこう特徴というかポリシーがあったりして、持参ワインの傾向がはっきりしていることもあります。私もそのような感じで、もともと海外旅行が好きなこともあって、有名どころとかよく知られたものではない、現地調達で選んだワインをテーマにこじつけて持って行くことが多いです。質や美味しさは二の次なのですが、結構希少性もあり、それほど「はずれ」がないのが幸いです。

しかしこのところ、3年は海外に行っていませんので、調達ができていません。セラーに眠るものはありますが、テーマにあまりに合わなかったり、あまりに自信がないものはやめています。日本で選んだ海外のワインも個性がでますが、やはり私の持ち味は現地での勘によるセレクトですね。
さてそうとばかりは言っていられませんので、今回のワインを選びました。
夢のようなワインを手頃に、ということでも造られたフランスボルドー、マルゴーのサードワインである「マルゴーデュマルゴー」2011年を持っていましたので、そろそろ飲み頃でみんなとシェアしてもよいと考え、これにしました。ゆーめーなワイン、というだじゃれもあり、これはけっこう受けました。

また、新年としておまけにもう1本スパークリングも持っていきました。いわゆる「インスタ映え」するようなきれいな色で話題の「パープル・レイン」、それもスティルではなく泡にしました。複数本持ってくる人もいたせいか、合計で11本ものワインをそれぞれのペース・量で飲んでワイン会は終了しました。

持ち込みワインについてですが、スパークリングは飲みやすく好評でした。やはり紫色がきれいなのがよいですね。これは、西オーストラリアの自然志向のワインで、色素にチョウマメを使ったのも抗酸化作用があるからでした。故意に着色したのではありません。品種は、セミヨン、ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネのブレンド。すっきり飲みやすいものでした。

また、マルゴーのサードワインは、2011年は気候がよい年であったので、2012年や2013年よりも遅れてリリースされたものです。この年の品種比率は、カベルネ・ソーヴィニョン55%、メルロー45%。タンニンはこなれていましたが、エレガントというより、まだまだしっかりしていて筋骨隆々の印象でした。

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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