世界禁煙デーと禁煙週間

今日(5月31日)は、世界禁煙デーです。コロナ禍の前は、たまにですが、首都圏で行われている市民団体によるたばこ問題の情報交換をする定例会に出ていたことがありました。それもこの状況下ですっかりご無沙汰になったことや、まがりなりにも世界から出遅れていた日本の喫煙対策が「健康増進法の改正」(2020年4月より全面実施)やそれぞれの地域での上乗せするような条例の効果もあって、ある程度は進んできたこともあり、このところすっかり忘れていました。

しかし喫煙対策は、終わったわけではありません。加熱式たばこ・電子たばこの問題外での喫煙規制私有地からもれてくる受動喫煙の被害、地域にもよりますが深刻なところも多くあります。私の住んでいる自治体でも市民から寄せられる苦情が未だにかなり多いです。公共の場所の多くが外も含め禁煙になっているにも関わらずです。

このことは日本だけではなく、国や地域で違いますが、私の好きなヨーロッパでの街歩き。美しい歴史ある街並み空間を歩くのは楽しいものですが、屋内では以前からはっきりと喫煙規制が行われている国でも、外たばこ、特に歩きたばこが堂々と行われていることもまだまだあって、がっかり、どころか不愉快きわまりないです。当たり前のことですが、屋内と外の喫煙被害は本来変わりがほとんどないのに、論理的ですらないと思います。それもコロナ緩和後は一気に変わってほしいものです。少なくとも前の株では、喫煙者は感染しやすい(ACE2受容体など)というデータもあることですし。

世界禁煙デーは全世界のものですが、日本では、この日から1週間を禁煙週間としています。厚生労働省や各自治体でもいろいろな取り組みがみられますが、世界のアピールからするとインパクトが弱めという印象ですね。。
厚生労働省など日本の今までの取り組みは、こちら
WHOの取り組みは、こちら

WHO(世界保健機関)とたばこについては、日本も関わったあるワクチンについて、このような記事が出ていました。
読売新聞の記事です。「田辺三菱子会社のコロナワクチン、WHO不承認の見通し…たばこ会社出資影響」。厳しい対応ですが、実は日本も批准している国際条約の「たばこ規制枠組み条約」では、たばこについて、CMや表示だけでなく、広い意味でのスポンサーシップなどは本来禁止されています。日本は、JTなどのスポンサーシップを受けたり、テレビ、雑誌などもまだまだ甘いですね。コンプライアンスがないのです。

ただ、WHOも品行方正というわけではなく、たばこに対しては現在ようやく厳しくなりましたが、これからお酒、そして携帯電話などの高周波電磁波など、まだまだ政治的、経済的に不透明なところがあります。抵抗勢力がありますから。コロナウイルスやワクチン問題に対してもいろいろ言われていますね。

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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