紅茶の日 中国の紅茶をロシアのティーカップで

今日、11月1日は「紅茶の日」ということです。
時は江戸時代、18世紀後半の話です。江戸へ向かう船が海で遭難しロシアにまで流され漂着した日本人、大黒屋光太夫ほか2名(伊勢の国)はロシアに10年間滞在し、その間、幸運にも1791年には当時の女帝エカテリーナ2世に接見する機会を得て、茶会にも招かれたといわれています。そこで、日本人が初めて外国で正式に紅茶を飲んだことに基づき、日本紅茶協会が1983年に11月1日を「紅茶の日」と定めたということなのです。

せっかくですので、家で紅茶をいれました。当時の紅茶はどういうものかはよくわかりませんが、中国種の福建省武夷山の正山小種かもしれないともいわれています。家にはなかったので、同じ中国安徽省の祁門(キーマン)のOP(オレンジペコ)にしました。こちらもややスモーキーな香りが楽しめます。ティーカップ&ソーサーは、ロシア・サンクトペテルブルクの老舗ロモノーソフ(インペリアル・ポーセリン)「ロシアンドーム」を選びました。まさに、1744年皇帝専属磁器工場としてサンクトペテルブルクに設立されたロシア最古の窯がもとのものです。

写真は、ロシア・サンクトペテルブルクの夏の離宮であるツァールスコエ・セロー(エカテリーナ宮殿)です。茶会もこちらの場所で行われたのでしょうか。

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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