オペラ「Super Angels スーパーエンジェル」を観る

新国立劇場で三部門(オペラ・舞踊・演劇)連携企画である、2日間限りの「子どもたちとアンドロイドが創る新しいオペラ」をキャッチにしたオペラ「Super Angels スーパーエンジェル」が行われましたので、観てきました。
うーん、なんとも奇妙で印象深い舞台でした。現代を風刺しているのか、未来劇なのか。AI(人工知能)・マザーに支配された社会、そこから外れる異端の人たち。主人公級のアキラとエリカは、カウンターテナーとソプラノ。子どもたちは、世田谷合唱団とホワイトハンドコーラスという、多様な面々。周りを固める新国立劇場合唱団、バレエ団からも精鋭の男女、そしてオルタ3という表情手振り豊かなアンドロイド(人間に酷似したロボット)が共演。映像や舞台装置を駆使した演出でした。
今回オペラパレス(大劇場)での設定は、全席統一料金ということもあり、すごい久しぶりで通常はS席である1階席のけっこう前のほうで観ることができました。贅沢なひとときです。小さな子どもを連れた家族連れもそこそこいましたね。
休憩なしの1時間45分ほどの凝縮された舞台は、拍手喝采で終了しました。

総合プロデュース・指揮/大野和士、台 本/島田雅彦、作 曲/渋谷慶一郎、演出監修/小川絵梨子、総合舞台美術(装置・衣裳・照明・映像監督)/針生 康、映 像/WEiRDCORE、振 付/貝川鐵夫、舞踊監修/大原永子、演出補/澤田康子、オルタ3プログラミング/今井慎太郎
キャスト
ゴーレム3/オルタ3 (Supported by mixi, Inc.)、アキラ/藤木大地、エリカ/三宅理恵、ジョージ/成田博之、ルイジ・異端1/小泉詠子、異端2/込山由貴子、異端3/北村典子、異端4/上野裕之、異端5/長野礼奈
世田谷ジュニア合唱団、ホワイトハンドコーラスNIPPON、新国立劇場合唱団
渡邊峻郁、木村優里、渡辺与布、中島瑞生、渡邊拓朗(新国立劇場バレエ団)
東京フィルハーモニー交響楽団

追伸 現在このオペラが新国立劇場のサイトで無料配信されています。期間は、2022年1月31日までです。関心ある方はぜひどうぞ。

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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