前に「アフリカのお茶事情」という記事を書きましたが、今回はアフリカのいろいろな国の紅茶を複数の日に渡って、6つ試してみましたので記録・紹介しておきます。ティーカップもいろいろなものを使用しましたので、それも含めて紹介します。
- タンザニア リビングストー二ア茶園 CTC BP1(ブロークンペコ1 茶葉が大きめ):水色はやや濃いめ(赤銅色)、ほのかな渋みとコクはありますが、全体的にはけっこうすっきり感もあります。ティーカップは、ウェッジウッドの「ユーランダーパウダールビー」にて。
- ウガンダ カヨンザ製茶工場 CTC BP1 :こちらも水色はやや濃く、ほのかな渋みとコクはありますが、やはりけっこうすっきり感もあります。タンザニアのものよりは若干ですが香りとコクがあり、渋みはやや少なめの感じがしました。ウェッジウッドの「ユーランダーパウダーブルー」にて。
- ルワンダ ルケリ(ソルワッテ茶園)オーソドックス製法 BOPF(ブロークンオレンジペコファニングス):こちらは水色が濃く、少し渋いという感じで、コクもややあります。特にミルクティーに合うような感じです。ここまでの3つは、すべて2分でいれていましたが、こちらはやや茶葉少なめか、時間をやや短くしてもよいかもしれません。ウェッジウッドの「ワイルドストロベリー」にて。
- ケニア カンガイタ製茶工場 オレンジペコ:茶葉の香りが高かったです。こちらは3分でいれました。水色はやや淡く、オレンジ色です。まろやかな味わいで、渋みもボディも上品でバランスがとれていて素晴らしいです。ウェッジウッドの「コロンビアセージグリーン」にて。
- ブルンジ ルウェグラ茶園 CTC BP1:こちらも水色はやや濃く、渋みとコクも今までのCTCのものの中間くらいの感じで、特徴も中間的、つまり個性が少なめかもしれません。2分でいれました。ティーカップは、ヘレンドの「フルーツエスキース(チェリー)」です。
- マラウィ サテムワ茶園 LTP(CTCと似ているが、機械で茶葉を細かくカットする) PF1(ペコファ二ングス) SC(選りすぐり):こちらも水色が濃く、しっかりした味わい、コクがありながら、渋みは思いのほかあまり感じずバランスがとれた味です。素晴らしいです。3分でいれました。ティーカップは、ミントンの「ハドンライズ」です。
今回のもので私の好みからいえば、ケニアは別格の美味しさ、味の系統も違います。それに続くのは、マラウィ、そして続けてタンザニア、ウガンダのものかと思いました。
ちなみに、初めの2者と一緒に食べたお菓子は「広尾(ベルツ)」のバスクチーズケーキ。スペインのバスク地方のレシピを日本人向きに変えてつくったものということです。濃厚なチーズの味わいがあるどっしりとしたケーキで、この大きさでも食べ応えがすごいです。切り分けて食べるべきでした。CTCの紅茶が口をすっきりしてくれます。
今回6カ国6種類を試したわけですが、アフリカの紅茶もいろいろあって面白いです。今回の紅茶は、すべて「セレクティー」で手に入れたものです。アフリカの地図はこちらをどうぞ。