五輪構文が面白くて哀しい

リテラにて興味深い記事を見つけました。これは記録しておいた方がよいだろうということで、紹介します。
五輪と帰省に関して、庶民などのパロディ言説を集めたものです。よく集めたものですね。そうだそうだとうなずくものばかりです。丸川珠代氏の「不要不急かどうかは本人が判断すべきだ」というものもありました。パロディは民衆の力でもあると同時に、哀しみでもあります。

〈国民1「中止の考えはない。強い警戒感を持って帰省に臨む」
国民2「バブル方式で帰省する。感染拡大の恐れはないと認識している」
国民3「帰省を中止することは一番簡単なこと、楽なことだ。帰省に挑戦するのが国民の役割だ」
国民4「安心安全な帰省に向けて全力で取り組む」
国民5「コロナに打ち勝った証として帰省する」
国民6「(帰省は)今更やめられないという結論になった」
国民7「『帰省するな』ではなく、『どうやったら帰省できるか』を皆さんで考えて、どうにかできるようにしてほしいと思います」
国民8「もしこの状況で帰省がなくなってしまったら、大げさに言ったら死ぬかもしれない。それくらい喪失感が大きい。それだけ命かけて帰省する為に僕だけじゃなく帰省を目指す国民はやってきている」
国民9「家族に感動を与えたい。帰省はコロナ禍収束の希望の光」
国民10「我々は帰省の力を信じて今までやってきた。別の地平から見てきた言葉をそのまま言ってもなかなか通じづらいのではないか」
国民11「(帰省中止要請は)自主的な研究の成果の発表ということだと思う。そういう形で受け止めさせていただく」
国民12「言葉が過ぎる。帰省中止を決める立場にない」
国民13「帰省が感染拡大につながったエビデンスはない。中止の選択肢はない」
国民14「(帰省について)政府は反発するだろうが、時間が経てば忘れるだろう」
国民15「帰省することで、緊急事態宣言下でも帰省できるということを世界に示したい」
国民16「帰省について限定的、統一的な定義は困難」
国民17「実家を訪問するという認識。帰省するという認識ではない」〉
(引用は、水井多賀子さんという方の記事となっています)

帰省イメージ
帰省イメージ

東京は、10日現在で自宅療養者17683人、入院・療養等調整中11805人もいます。五輪下でホテルを確保してこなかった政策が露呈した東京都、早くホテルを確保してください。五輪選手村を消毒・準備してそこを療養所にしてください。尾身茂さんが理事長の病院、JCHO(ジェイコー・地域医療機能推進機構)には全国57の病院グループがあります。1都3県でも13あるようです。そこでも体制整えてコロナ患者を受け入れてください。また国立病院もできるところから受け入れをしてください。

一月万冊で、佐藤章さんがこれらの公的病院でいかに病床を使っていないかをスクープしています。受け入れは厚労大臣の判断でできるそうです。

各病院の病床数と対応数(佐藤章さんまとめ)
各病院の病床数と対応数(佐藤章さんまとめ)

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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