東京オリンピック、いったいどうするのでしょう？ すでに世論というか調査によると8割もの人が中止もしくは延期と言っています（この「延期」という選択肢はあり得ないのに、これを入れるメディアのやり方はおかしい、という意見もありますがここでは触れません）。また、選手の間でも、能天気な人はいる一方、今の状況では無理だ、賛成できない、理解を得られない、ときちんと発言する人も日本でも現れてきています。日本オリンピック委員会JOCでも唯一？まともな発言をする、山口香さん（もと柔道選手）も昨年の延期の時もそうでしたが、きちんと発言しています。
8万人の大会ボランティアも辞退者が相次いでいると報道されています。医療体制も無理筋が指摘されています。
昨年、延期の引き延ばしでコロナ対策が悪影響を受けたように、今回も1日も早い決断によって、日本のコロナ対策、経済的にダメージを受けているところに集中することが必要でしょう。
私は、弱いけどスポーツをやってきたし、スポーツは文化である、という立場に立つ者ですが、今の状態は金儲けのみですね。今は中止はもちろん、すでにオリンピック自体、そしてスポーツ自体を見直す必要を感じます。日本では、長野五輪でもあった使途不明金を出さずに、賄賂含めて透明性ある徹底的な事後調査が求められます。
オリンピックについては、YouTubeの「一月万冊」（清水有高）が詳しく様々な問題を指摘していますね。本間龍さんの『ブラックボランティア』（角川新書）も読みました。このメディアは、オリンピック問題以外でも個性あふれる登場人物とともに様々な問題を連日とりあげていて、もう「大手メディアはいらない、もしくは大手メディアはリアリティのない番組・記事しかない」ことを気づかせてくれます。
さて、と書いてきましたが、私もミーハーなので、東京2020のチケットを少数持っていました。メジャーなものはすべて外れましたが、3種類当たっていたものです。
この解約が、昨年秋に発表されて、ここも往生際悪いのですが、そのうち2種類を解約し、1つだけ一応持っておこうと考えました。1月には返金されるとのことでしたが、すでに2月のクレジットカードVISA（今回のオリンピック公式スポンサー企業である）の支払い引き落としで相殺される予定となりました。
ちなみにパラリンピックの方は、やはり3種類くらい当たりましたが、その当時でやはりやめておこうと思い、支払いをせずに自動キャンセルとしていました。
IOCのバッハ会長も何言ってんだ、という感じですが、いずれにせよ、ピエール・ド・クーベルタン、嘉納治五郎に恥ずかしくない行動をすべての人に対して求めたいものです。
