今回は「ライオンキング」です。かなり前に一度観ましたが、「キャッツ」よりよかった、楽しめた、という印象以外あまり細かいことは忘れていました。それを観てきました。会場は、大井町の「四季劇場 [夏]」です。全体的には空いていたのですが、家族連れも多く、熱気はありました。
さて、始まり。うーん、やはり最初のシーンよいですね。サークル・オブ・ライフの歌、日の出の赤橙のバックにキリン、レイヨウ、ライオン、ゾウ、鳥、いろいろな動物が大集合です。通路も使いましたね。わくわくする気持ちが広がります。
これには、博物館での動物群の展示が浮かびました。写真があまり良くなくてすみません。
サークル・オブ・ライフは、作品全体に通じるテーマである「生命の連環」を表すはじまりのシーン・歌です。全体的にスムーズに作品にのめり込めましたが、他にはハクナ・マタタ:シンバが新たな友だちと出会って、気力を取り戻すシーン・歌やワン・バイ・ワン:目に映えるとてもきれいな衣装を着た多数の出演者が登場するシーン・歌は、やはり特に印象深かったです。ハイエナもリアルでしたし、雌ライオンの涙の表現も何か可愛らしかったです。元気をもらえた舞台でした。
主なクリエイティブチームとキャストは以下のとおりです。
作曲:エルトン・ジョン、作詞:ティム・ライス、台本:ロジャー・アラーズ、アイリーン・メッキ、オリジナル演出:ジュリー・テイモア、振付:ガース・フェイガン、マスク&パペットデザイン:ジュリー・テイモア、マイケル・カリー
ラフィキ:遠藤珠生、ムファサ:宇龍真吾、ザズ:明戸信吾、スカー:髙橋基史、シンバ:山下泰明、ナラ:木内志奈、ヤングシンバ:中谷謙介、ヤングナラ:舩山結希、シェンジ:松田佑子、バンザイ:池田英治、エド:小田春樹、ティモン:黒川 輝、プンバァ:荒木 勝
そう、ジュリー・テイモアがもともとの演出なのでした。私が、METで英語版オペラ「魔笛」を観たのもこの方の斬新な演出だったのでした。