劇団四季を観る1 アラジン

劇団四季のミュージカルを今月2本観ました。必ずしも劇団四季のファンというわけでもないですが、過去いくつかは観ています。このところ、舞台をかなり集中的に観ていますが、ミュージカルも久しぶりに観たくなりました。演目は「アラジン」と「ライオンキング」で、前者は初めてで、後者は前に経験があります。

劇団四季は、日本では唯一?商業的に成り立っている劇団とも言われていますね。みんなでつくっていくシステムはさすがです。一方、相変わらずHPの少々使いにくさや、観客の声などには良いことしか書いていないのがやや気にはなります。でも今回、観劇後にメールで御礼挨拶がきたのは私は初めてでしたが、このようなフォローの努力はよいですね。今回は、「アラジン」を紹介します。

アラジンは、ディズニーミュージカルです。作曲は、「美女と野獣」「ノートルダムの鐘」「塔の上のラプンツェル」など多くのディズニーアニメーションの作曲を手がけたアラン・メンケン。創作パートナー(作詞)は、ハワード・アッシュマン、彼の死亡により途中からは、「ジーザス・クライスト=スーパースター」「エビータ」で知られる作詞家ティム・ライスが引き継いでいます。日本語訳歌詞については、ミュージカルアニメ映画の「アナと雪の女王」日本語版を手がけた高橋知伽江さんが行っています。行われた会場は、カレッタ汐留にある電通四季劇場[海]です。頭に気にかかる2文字が付いていますが、それはいいとして。

今回の主な配役は、アラジン(貧しい青年):一和洋輔、ジャスミン(アグラバー王国の王女):平田愛咲、ジーニー(魔法のランプの精):瀧山久志、アグラバー王国の王:青木 朗、ジャファー(邪悪な大臣):牧野公昭、でした。

席数1200名くらいの劇場で、S席のよい席と2階のB、C席は密度が高かったですが、それ以外は空いていました。舞台はこぢんまりとしていて小さく感じたのと、マイクがやや違和感ありましたが、内容は、衣装・舞台も豪華で、けっこう楽しめました。シリアスというより、楽しく笑わせるエンターテインメントでした。こんなに、エンタ性が高い作品とは知りませんでした。全体としては、思っていたよりセリフが多く、歌としては主役のアラジン、ジャスミンはなかなか魅力があったのと、ジャファーの低い声もよかったです。また、物語を動かしていくジーニーの存在感は、演技力含めて大切なところでした。曲・歌の素敵なところは、ジャスミンと3人の女性でのタイトルはわかりませんが重唱?と、やはり「ア・ホール・ニュー・ワールド」でしょうか。
テーマとしては、自由への希求、束縛から逃れることがポイントかと思いました。そして終わりはハッピーエンドでなくっちゃ! 人間への希望を表している、ディズニーの精神満載のエンターテインメント作品でした。

アラジンのかわいい小物展示
アラジンのかわいい小物展示
アラジンの模倣のランプ
アラジンの魔法のランプ

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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