イギリスのサイモン・スティーヴンスが描く衝撃作『スリー・キングダムス Three Kingdoms』を観てきました。新国立劇場中劇場にて。中劇場は久し振りですね。
ロンドンのテムズ川で女性の変死体が発見される。2人のイギリス人刑事がこの事件を捜査するなかで、ドイツ(ハンブルク)、エストニアへと舞台が変わっていき、ヨーロッパ全土に広がる国際的な犯罪組織にたどり着くことになる、というような筋です。1人の刑事自身にもいろいろ秘密が・・・。
タブーなき言葉使いがあるなか(注意喚起は前もってされています)、暴力だけでなく小児性愛など、まさに今日的世界的に現れてきているあばきが続く現実社会のどろどろとした部分をも描いた(現実のほうはさらにえげつないですが)作品なのでしょう。正直、なかなか難解な作品で、中劇場での声なども一部聞こえにくい、役者が複数の役をこなしたり、それもねらいと思える舞台もミニマムなものですし、国をまたがる舞台設定など、ついていくことが大変でした。役者陣は、私はあまり今まで縁がない人たちで、新鮮でもありました。約2時間55分(第1幕100分 休憩20分 第2幕55分)
休憩中には、今回特別に用意された英国のギネスビール、またエストニアがライ麦パンが有名なところからソーセージとミートソースのサンドイッチがあるなか、ドイツのシュバルツビア(黒ビール)・ケストリッツァー・シュヴァルツビア(旧東ドイツの醸造所)を飲みました。色が漆黒、コクがありながらまろやかで、チョコレートを感じるラガービールです。黒パン・ライ麦パンと合わせたかったですね。
作:サイモン・スティーヴンス 翻訳:小田島創志 演出:上村聡史
美術:杉浦 充 照明:佐藤 啓 音楽:国広和毅 音響:加藤 温
衣裳:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹 振付:山田うん
演出助手:神野真理亜 舞台監督:棚瀬 巧 [キャスト]
伊礼彼方、音月 桂、夏子、佐藤祐基、竪山隼太、坂本慶介、森川由樹
鈴木勝大、八頭司悠友、近藤 隼、伊達 暁、浅野雅博
舞台であった3ヶ国のうち、前に行ったエストニア(バルト3国のひとつでもある)の写真も少し紹介します。













