埼玉県立近代美術館を訪ねて(その2)美術館のコレクション

埼玉県立近代美術館の第2弾です。今回は、企画展、常設展、ほか館内のようすをとりあげます。
埼玉県立近代美術館は、1982年11月3日に「開館記念展 印象派からエコール・ド・パリ その熱情と苦悩」という展示とともに、開館しました。つまり今年の2022年が開館40年に当たるわけです。

企画展は、この美術館自体をとりあげたもので、「開館40周年記念展 扉は開いているか-美術館とコレクション1982-2022」というものです。企画展は、1.近代美術館の原点ーコレクションの始まり、2.建築と空間、3.美術館の織糸、4.同時代の作家とともに、の4つのテーマで構成されています。全体を通じて、この美術館が、美術館建築と美術館活動が有機的につながり、それらと結びつきながら成長するコレクションの確かさを堪能することができました。
館内の写真撮影は多く可能で、印のついているもの以外は許されていました。この企画展は5月15日までやっています。

そして常設展は「MOMASコレクション 第4期」として観ることができました。MOMASとは、The Museum of Modern Art,Saitamaの略称です。第4期は「セレクション」として、モーリス・ド二、マルク・シャガール、ポール・デルヴォー、小島喜八郎などの作品を、「たなごころの絵画」としてドローイングや手のひらに収まるような小品を、「末松正樹 <ダンス、ダンス、ダンス>」として末松正樹のドローイング類などを展示していました。
この美術館の展示では、公園内もそうですが、館内の周りにいくつもの興味深い彫刻(彫塑)があることも特記すべき事ですね。
また、椅子が面白いです。椅子は、展示しているものだけでなく、何と実際に座ることができるものなども多くありおしゃれでよいです。これでも、コロナ禍で数を減らしているということらしいです。

館内のレストランもおしゃれでランチを食べていこうと思っていましたが、思いのほか見所が多く時間がかかってしまったこと、今回はその後に用事があったことから、断念しました。また次の機会には利用したいですね。

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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