テレビ朝日もしくは朝日放送系列については、目の敵にしているわけではないのですが、以前モーニングショーをある程度評価していたり、スタッフが変わってしまった以前の報道ステーションをある程度評価していたことから失望が強いといえます。「報道ステーション」や「モーニングショー」はもはやバラエティー番組としかいえない状況です。批判にもまったく反応すらしないです。番組は公平であるべきです。
今回、そもそもテレビを見ていないのでネット情報で知ったのですが、2つの番組があまりにむごかったというのを聞きまして、私自身も関係が多かれ少なかれあるものは、コメントします。
1つは、1月23日に放送があった『池上彰のリニア新幹線とニッポンの未来』です。池上彰氏といえば、おそらく頭はよいのでしょうが、いろんな言動が鼻につく人物です。ジャーナリストを名乗っていますが、公平な取材や言論をしない、一方向へ視聴者を持って行こうとする人と思っていました。『池上彰のニュースそうだったのか！！』が典型例で、やらせなのか無知なキャストを配置し、ばかな人に彼が「正しい」ことを理解させていくというイヤになる番組です。例えば日本の財政赤字など考え方にいろいろあることでも借金借金とか一方的に決めつけていましたね。海外の事例紹介も一方的です。
今回、リニアの放送では、JR東海の宣伝番組か、とか静岡県を一方的に悪者にしているなどの声が多数上がっていました。私は番組を直接見ていないので、細かいコメントはしないですが、番組のHPを見ても、「やはり静岡県以外の人たちは、一刻も早くリニアを造ってほしいと思っているということが、それぞれの地域でわかるということですね。」などと平気で書いてあるので、そのような放送だったのでしょう。
もちろんリニアを待っている人もいるでしょうが、リニア反対、慎重派も多数います。自然破壊は静岡県だけの問題ではありません。南アルプス、山梨、長野、神奈川、岐阜 等々いろいろ指摘され各地で抗議行動があり、裁判も起こっているのに、なぜそれに触れないのでしょう？ 自然破壊の問題以外でもポストコロナ社会にリニアはそもそも必要なのかという観点もあるでしょう。以前のサイトはこちら。私も関わっている裁判関連情報はこちら。
また、ANNニュースは1月20日の報道で、5～11歳へのワクチン接種に関して「小児科学会などが接種の必要性を認める」などと流しましたが、この「など」には小児科医会も含まれていて、実際は両会のニュアンスが違っていたのをきちんと取材せずに一方的な思い込み報道していたものです。詳しい経緯は、下をご覧ください。
私は、テレビやスマートフォンなどの子どもの利用に対して警鐘を提言する日本小児科医会も関連している団体においても活動していますので、この会の慎重姿勢には安心しました。
日本小児科学会のサイトはこちら。日本小児科医会のサイトはこちら。
また、思い出しましたが、NHKの疑惑に関して、テレビ朝日の人気番組『相棒』正月特番で脚本家の意向に反して、デモに登場する年配の非正規労働者がヒステリックに主張する印象操作風景が流れたのが変だとの数々の指摘もされています。これはもしかして東京メトロが関連しているメトロコマースの裁判事例がモデルかもしれませんが、テレビ朝日の忖度が入っているのでしょうか？
いやー、テレビって怖いですね。早く公共の電波を市民・国民の手に取り戻したいものです。
