Zoom飲み会でワインとチーズ 羊のチーズと赤ワイン

月1回の飲み会。今回はアメリカのジンファンデル(赤ワイン)と羊のチーズ2種を用意しました。

まずはフランスのブルーチーズ、というより世界の3大ブルーチーズのひとつのロックフォールです。南フランスのアヴェロン県ロックフォール・シュール・スールゾン村洞窟内で熟成されたものです。歴史は11世紀ころからあり、1925年にはフランスのチーズとして初めてA.O(当時。今のA.O.P.)に認定されたものです。
ラコーヌ種などの無殺菌の羊乳からつくられ、フルリーヌという岩の亀裂から入る風が吹く洞窟内で、パンから得た青カビをつけて熟成していきます。熟成は最低3か月ですが、今回の黒いパッケージの生産者「ヴェルニエール」は6ヶ月行っています(生産者は「パピヨン」など7つあるといいます)。味わった印象は、少しとろけるように柔らかめで、ミルクのコク・甘みがありますが、塩みはかなり強いです。ワインの甘みが嬉しいです。これはやはりサラダパスタとからめたほうがよかったかもしれません。

そして、フェタ羊あるいは山羊の乳も加えてつくられる、ギリシャの代表的なフレッシュチーズです。古代からの歴史があり、ほとんど変化していないチーズであるといわれています。今回のは羊、山羊乳両方使っています。白色のやや柔らかめの塊状で、食塩水中で熟成させるために強い塩味があり、購入時も保存のため塩水につかっていました。塩抜きのため8時間くらいは水につけておきました。ミニトマト、フリルレタス、ハムとともにサラダで食べました。味は穏やかでやや酸味があるチーズで、果実みのある赤ワインも合います

ジンファンデルのワインは、カリフォルニアのペッパーウッド・グローヴです。果実みあふれ、ほどよい酸味、ジャム、ドライフルーツ、スパイスも感じ、やや熟成してコクあり。14%とアルコール分も高いです。2012年のものを今飲みましたが、悪くないですね。値段も手頃でよいです。甘みが、ブルーチーズも、フェタにもよいです。ジンファンデルは、プティ・シラーとともにアメリカのカリフォル二ア州で多く生産されているブドウのひとつで、州の代表的赤ワイン品種です。クロアチア原産の「ツールイェナック・カステランスキー」と同じもの、イタリア・プーリアでは「プリモティーヴォ」と呼ばれているものです。

少し前に講座で、特に古木が評判ということで、アメリカ・カリフォルニア州のターリー・ワイン・セラーズ、ペッドロック・ワイン・カンパニー、ワンス&フューチャージンファンデル、プティ・シラーなどを飲んでいました。こちらは高級なジンファンデルです。比較試飲をすると、ジンファンデルもよいですが、しばしばジンファンデルは色が淡くなるので色づけなどとして使われるプティ・シラーのほうの単体ワインが、果実み、スパイス、タンニンなどかなり濃くしっかりしていて、かつバランスもあり個人的には上位と採点しました。

カリフォルニアのジンファンデル、プティ・シラーなど
カリフォルニアのジンファンデル、プティ・シラーなど

羊のチーズは、さらに後日、ピレネー山脈西部地域・フランスバスク地方ハードチーズのオッソー・イラティを見つけて食べました。夏に山で放牧された無殺菌の乳を使用すると、「エスティーヴ(夏)」と表記できます。こちらはホクホクした食味で、くせは少なくパクパク食べられます。

Zoom飲み会は、今回は40分ごとに切れて(無料プランだと)再接続しながら、何とか話を続けて終了しました。

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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