ブリコラージュのパンとコムギのゲノム解読

美味しいパンをたまには食べたいと、今回はオンラインショップでの取り寄せをしてみました。選んだショップは、店舗自体は六本木にある「ブリコラージュブレッド&カンパニー」のものにしました。ここは、フレンチレストラン「レフェルヴェソンス」生江史伸さんが監修したパン屋さんで、パン自体は大阪のパン屋「ル・シュクレ・クール」岩永歩さんが手掛けたものということです。お店は2018年6月にオープンして、六本木ヒルズけやき坂テラス1階にあります。ここのパンの売りは国産小麦が原料で、できるだけ全粒粉を使用したものということです。サイトはこちら

オンラインで取り寄せたものから。3つ紹介します。どれもが、風味が強く、味わいもしっかりとした個性あふれるパンでした。初めの2つは季節限定のものです。ディンケルは、とても大きいものです。滋賀県にある大地堂廣瀬さんの作るディンケル小麦スペルト(タ)小麦、古代小麦ともいう)を使い、カボチャの種とたっぷりの白ごまをまぶしたミネラルたっぷりのパンです。

ちなみに、日本のチームを含む国際共同研究で、小麦については、昨年このようなニュースが出ていました(産農研による)。「日本コムギ農林61号などを含む、世界15品種の高精度ゲノム解読に成功」などと。

パンコムギは、世界三大作物(穀物)のひとつですが、異質六倍体といわれ、一粒系コムギ、クサビコムギ、タルホコムギという3種の異なるコムギ類が交雑したゲノムからなる倍数体で、今まで解読が難しいものだったようです。この研究で、日本のコムギの遺伝的な位置は、世界の14種類と比べても大きく異なるものだということがわかりました。多様性を利用して、また新たな品種改良が進みそうです。こちらの京都大学サイトも参照してください。

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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