横浜美術館、休館前の企画展

横浜美術館が、これから2年間改修するための閉館をこの3月から行うと聞きました。その前の企画展が日本の大きい公立美術館3館の西洋絵画を集めた面白い企画だったことから、慌てて行ってきました。1館で3館分おいしいですね。日時予約が前もって必要です。

企画展のタイトルは、「トライアローグ」横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館の20世紀西洋美術コレクション、です。集めたものは、およそ120点。これを「1.1900s-アートの地殻変動」、「2.1930s-アートの磁場転換」、「3.1960s-アートの多元化」の3つのセクションに分けて展示しています。作家別で言うと、3館とも集めたものは並べて展示しています。3つのセクションは、およそ年代別構成で分けているのですが、制作年でいうと重なったり、ずれるところはあります。

トライアロ-グ、3者による話し合いを意味しているとのことです。
トライアロ-グ「3者による話し合い」を意味しているとのことです。ポスターはピカソ3作品。

3つ(もしくはそれ以上)そろったものは、ピカソ、レジェ、クレー、ハンス・ジャン・アルプ、マックス・エルンスト、マン・レイ、ミロ、デルヴォー、ジョゼフ・コーネル、ロバート・ラウシェンバーグ、ジム・ダイン、アンディ・ウォーホルなどです。それ以外もいろいろな作家の作品があり、美術史の流れを体験できます。現代に近い3セクション目は、多様すぎるのと、少しなじみがないので、人によってはあまり興味が持てないかもしれません。
とにかく、これだけの20世紀西洋美術を一堂に鑑賞できるのは、日本では数少ない体験でしょう。100点くらいが複製されたメレット・オッペンハイムのグラスとスポンジと人工毛皮で作った「りす」が2点そろったのも面白かったです。

常設展というか、コレクション展も観ることができます。見終わってみると、外は暗くなっていました。

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
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