マイナンバー、マイナンバーカード

特別定額給付金 (10万円給付)については、住んでいる地区でも申請が始まりました。今回、郵送による申請以外でも、オンラインでの申請ができるということで、少し前の報道では、オンライン申請に関わることで役所の窓口が大混雑、そして、実は後者は確認が面倒であることから、前者より時間がかかること、役所によっては受付自体を中止しているところも出ているなどと情報が流れていました。

もともとマイナンバーカードを持っていた人が、やり方がわからなくなったり、暗証番号忘れやロックされたことにより並んでいるのならまだよいですが、これも火事場泥棒的に、一向に普及しないマイナンバーカード(普及率10%台だという)を少しでも増やせたら、と考えた不純な動機なら許せないですね。

あげくのはては、金融口座と紐付いていないから問題なんだと、今後義務化にするとの案もだすとか…。何を言っているのでしょう。マイナンバー自体ももともと、社会保障、税金、災害対策の用途にしか使わないとされたもので、健康保険証とかマイナポイントでの還元とか、用途を広げようとする動きはきわめて問題です。

マイナンバーカード

マイナンバー総合サイトより

そもそもマイナンバーカードだけでなく、マイナンバー・マイナンバー制度自体が必要ないものです。私は民間会社に勤める会社員ですが、うちの会社は収集を強制するような会社ではなく、少なくとも私を含む何人かは、マイナンバーを提出していません。マイナンバー自体を個人個人に付与されているのは拒めませんが、それを本人が利用するのかは限られたこと(投資信託・債券を買うとか、新たに証券口座を持つとか等)以外では提出義務はありません。カードも必要ないから普及しない、漏洩がこわいから普及しないのです。リスク管理は集中でなく、分散することこそがリスク軽減の要です。

サラリーマンの私も、毎年寄付金等を行っていることなどから、この何年も申告会場での確定申告を行っていますが、マイナンバーを一度も使ったことはありません。申告用だけの管理番号、パスワードで入力を始め、本人確認は運転免許証でOKです。

もっと詳しいことを知りたい方は、共通番号いらないネットを参照して下さい。

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
カテゴリー: 社会問題 パーマリンク