5月の持ち寄りワイン会の報告です。今回のテーマは「女神」です。私はまたこじつけでワイン中心の説明を考えました。ちょうど2月に久しぶりであり、まだあまり行ったことのないアフリカ旅行・エチオピアに行ってきましたので、その現地調達のワインを持って行きました。
女神は各時代・文化圏でいろいろありますが、エジプト神話の女神にイシスがいます。魔法、母性、再生、豊穣を司る中心的な女神で、オシリスの妻であり、ホルスを育てた母として信仰され、古代エジプトでは「王座の女主人」として王権の守護者とされています。死者の守護神としても、ツタンカーメンの棺などにも描かれています。
エジプトが舞台の有名なオペラ、ヴェルディの『アイーダ』でもそのイシスはエジプトとエチオピアの闘いにおいてお告げをしたとして登場します。選ばれたエジプトの若き司令官ラダメスにとっての「女神」は奴隷として捕らわれていたエチオピア王女のアイーダ。これがオペラの主人公です。
なので、エチオピアのワイン。そしてこのオペラの楽曲は重厚な雰囲気から(凱旋行進曲など)、重めの赤ワインを連想します。つまりカベルネ・ソーヴィニョン。
エチオピアワインのひとつ「リフトヴァレー」(Rift Valley)などのブランドでは、フランスの大手ワインメーカーであるカステル社(Castel)による技術指導の下、エチオピアの乾燥した気候と高原の環境を活かした高品質のワインがつくられています。これを旅行中もマルベックと白(シャルドネ)を少し飲んできたのですが、後者はなかなか質が高いと思いました。
さて、味わいは? 皆さんの印象では、スパイシー、土の感じ、コーヒーの印象、など独特な香りがあったようです。少し還元的なようでしたが、置いておくとなじんできました。酸味がそこそこあり、けっこう濃いながらもタンニンはこなれていて、なかなかでした。
今回もいろいろな女神がそろいました。













