遅まきながら、11月の持ち寄りワイン会の報告です。今回のテーマは、「食」でした。私は、食といえば、北海道。特に十勝ということで畑作、酪農がさかんで日本の食糧基地である十勝地方のワインを持っていきました。これは、私が十勝ワインバイザーでもある、日本ワイン(十勝ワイン)の紹介でもあります。また、昔からの山の幸(食)のひとつでもあるヤマブドウ系、という意味もあります。
「山幸」については有名でもあり、前にも紹介しています。今回は山幸の兄弟でもある、「清舞」を持って行きました。兄弟というのは、母が「清見」と同じであり、父のヤマブドウ系が両者が異なるものの交配・育種からできたものであるということです。テーマにそくしていえば、山幸に比べて清舞はしょく(色)がやや淡いといえます。味わいは酸味が強めです。
今回、集まったものでは、ヴィンテージが一番古かったです。2013年、11.5%。色は明らかに熟成していて、酸味がけっこう立ち、ほどよい渋みと黒い果実の味わいがバランスよく、けっこう美味しかったです。
合計で11本集合したワイン会では、タヴェル・ロゼ(フランスロワールの色のきれいなロゼワイン。グルナッシュを中心にやサンソー、シラー、カリニャンなどでつくる)のだじゃれも含めて今回も個性的なワインを飲むことができました。