久しぶりの劇団四季ミュージカル鑑賞です。「劇団四季劇場 秋」にて。最新作ですが、今回は、海外作品を日本向けにアレンジしたミュージカルではなく、日本の漫画・『黒博物館 ゴーストアンドレディ』(藤田和日郎作)が原作で、日本発の作品です。劇団四季は日々挑戦しています。演出はスコット・シュワルツ、他にも国内外の方々が参加しています。
脚本・歌詞:高橋 知伽江、作曲・編曲:富貴 晴美、音楽監督:鎭守 めぐみ
振付:チェイス・ブロック、イリュージョン:クリス・フィッシャー
装置デザイン:松井 るみ、衣裳デザイン:レッラ・ディアッツ、擬闘:栗原 直樹
照明デザイン:紫藤 正樹、映像:松澤 延拓、
フライングデザイン・振付:ポール・ルービン、音響デザイン:渡邊 智宏
ダンス音楽アレンジ:ロブ・バーマン、照明スーパービジョン:アマンダ・ジーヴ
主な配役
フロー(フローレンス・ナイチンゲール):谷原志音、グレイ:萩原隆匡
ジョン・ホール軍医長官:野中万寿夫、デオン・ド・ボーモン:岡村美南
アレックス・モートン:ペ ジェヨン、エイミー:町島智子
ウィリアム・ラッセル:内田圭、ボブ:平田了祐
クリミアでの看護に一生を捧げたナイチンゲール(フロー)ともともと劇場に居付いていたゴーストのグレイによる、奇妙なところから始まり苦労の中で次第に深い絆に結ばれる2人の物語。そこにもう一人のゴースト(デオン・ド・ボーモン)が関わって、どうなることかとどきどきさせながら進んでいきます。力強さと悲しさ、愛情が、歌と曲に表れていて、しっかり作品に没入できました。涙腺も思わず緩くなり、原作を知らなくても楽しめる作品でした。特に主役の2人は歌も演技もよかったです。