あまり書けてはいないのですが、昨年2023年にはコロナが明けて、中央アジアに行ってきました。また今年2024年には、少し奮発して私としては珍しい中米旅行に行ってきました。そこで、いくつかの国からコーヒー豆を買ってきましたので、まずはその部分を記事にします。一時に飲めないので、順に試したものをだんだんと報告していきます。今回はグアテマラから。
グアテマラについては、旅行前に予習用として家の近くで購入したものがありましたので、それもあわせて紹介します。有名なグアテマラコーヒーってどのようなものかな、と考え2つ豆を買って飲んだわけです。
さて、1番は日本で購入したものです。情報が多数出ていました。収穫地は、パンポヒラ農園。ここはグアテマラ西部の高原地帯、ソロラ県のSan Lucas Toliman市に位置するところです。標高が1,500m。品種は、アラビカ種のひとつカトゥーラ。果実から豆をとりだす精製方法は、ウォッシュド(水洗式)です。認証として、RA(レインフォレスト・アライアンス)認証、つまり持続可能性に配慮しているとされています。
情報としてはありませんでしたが、見たところ、焙煎度が深煎り(シティローストからフレンチローストくらい?)。これを自宅のミルで中細挽きくらいにしました。キーコーヒーの円すい型のクリスタルドリッパーを使用してペーパードリップ、90℃台でいれました。
味わいは、深いコク、ビターチョコ。甘味・苦味・酸味はバランスがとれ、それぞれあまり突出していない味わいでした。調和がよいですね。美味しい。
2番目は、もうひとつ日本で買ったやや珍しい、豆が小さいピーベリーです。収穫地はアンティグアです。情報はあまりありませんでした。焙煎はやはり深煎り(フレンチローストか)。抽出は、1番目と同様です。
とにかく豆のうちから香りがものすごくよいです。つやがあってきれい。これは、果実から(通常2つあるところが)1つの種子しかとれないピーベリーゆえでしょうか?
飲んでみると、コクがものすごい。やはりビターチョコでしょうか。しかしよく味わってみると苦味はやや強めであるが、後味はすっきり。酸味や甘味は控え目でしょうか。温度や挽きにも影響されているかもしれないので、今度は少し粗めで試してみようかと思いました。これも美味しい。
さて、3番目が現地、グアテマラで購入したものです。やはりアンティグアで北部地区のアゾテア農園AZOTEAのものです。SHB(ストリクトリー・ハード・ビーンStrictly Hard Bean)という、標高が1350m 以上で採れた上位の規格です。焙煎はやはり深煎り(フルシティローストからフレンチローストか)です。品種はわかりませんが、アラビカ種の代表のひとつ、ブルボンでしょうか。精製は、やはりウォッシュドか。
さて、果たして、飲み味は? 抽出は上記と同様です。
うーん。コクと苦味がしっかりあり、酸味や甘味はあまり感じない。これは、挽きが少し粗めでもよいかもでした。少し地味な感じがしました。
それぞれ使用したカップは、ミントンのグラスメアです。
グアテマラは、それぞれしっかりしていながら、バランスがよいですね。火山などの山裾でつくられている環境がよいゆえでしょうか。