今まで、日本のバレエ団の鑑賞経験は、新国立劇場バレエ団、東京バレエ団が双璧でしょうか。ほかに数少ない経験では、K-バレエ、スターダンサーズバレエ団等々(他にもあるが、すべては思い出せない)でしたか?
しかしながら、このところYouTubeで、自らのバレエ団のよさとともに苦悩する状況までもあえて公表していく谷桃子バレエ団の試みを興味を持って、時々見ていました。
今回、古典作品ではないですが、新たな試みの舞台を初めて観てきました。『TMB DANCERS Show Case VOL.1』。11月のことです。外部からの新たな振付を含む「モダン」な小品集です。場所も劇場ではない、レッド東京タワーの会場を利用します。メンバーの中からオーディションで選ばれたキャスト、全部で15作品ありますが、日程・時間帯によって組みあわせが異なり、私が観たのはAの作品群でした。
それぞれ短い作品で、全部で1時間弱くらいの公演でしたが、それぞれが生き生きしていたのがよかったです。臨場感もあります。終わりの挨拶での全員集合でもみな、踊りはじけていました。また席種によってプレミアムなところを選んだ方との、写真タイム、握手会なども終了後に軽く行われていたのも面白い試みです。私も帰り際、芸術監督の髙部尚子さんと軽く会話を交わすことができました。とてもフレンドリーな対応でした。
会場が見づらい、映像はすべてが必ずしも効果的ではない等々ありますが、試みを評価したいですね。このように、たまにモダン・コンテンポラリーをも採り入れるのには賛成したいです。日本でのバレエ団の運営は大変ですが、頑張ってほしいものです。次の舞台『白鳥の湖』は、私は予定があり残念ながら行けませんが、HPを紹介しておきます。