国内20年ぶりの大規模展と唱った「ミロ展 日本を夢みて」を観てきました。大規模かどうかはわかりませんが、130点くらいの様々な作品や資料があります。初期作品から代表作、日本との関わりが深いものまで。そう今回の特徴は、若い頃からの日本への関心、関わりがテーマとなっています。作品の来歴も日本の各地から集められたものが多く、ほかニューヨークやスペインですが、私が行ったことがあるミロ財団・バルセロナはほとんどなく、ミロ財団・マジョルカからのものが多かったです。バルセロナヘの旅はこちら。
ジュアン(ジョアン)・ミロ(1893-1983年)は、長い間夢見ていた日本には、1966年、なんと73歳の年に初来日しています。このとき、ミロの単行書を著した瀧口修造を初め、いろいろなメンバーと交流しています。二度目の来日は、1969年で大阪万博の前の年で、『無垢の笑い』という陶板壁画(アルティガス親子と合作)が設置されました。さらにガスパビリオンのスロープには、即興で絵を描いています。
私は、今回の作品ではいくつかの陶芸も面白かったですが、初期の作品の何点か、とりわけニューヨーク近代美術館から来ている作品、ポスターにも紹介されている1917年の『アンリク・クリストフル・リカルの肖像』が気に入りました。
土産に、食べた後に筆箱にしようとゴンチャロフ製菓のチョコレートを買ってしまいました。
ついでに、バルセロナのミロ美術館を少し紹介します。内部は撮影禁止だったので、少しだけです。
なおミロに関して詳しいサイトには、バルセロナウォーカーなどがあります。ミロ財団やスペインについての情報が詳しいのは、スペイン観光公式サイトでしょうか。