沖縄の高級紅茶をつくっている「琉球ティーファクトリ-」が、昨年看板商品である「月夜のかほり」とともに、日本の紅茶品種を同時に販売すると知りましたので、少量試してみました。質は素晴らしいのですが、何しろお高いのでほんの少しだけです。
まずは、「ベニホマレ」(農林1号)。水色はほどほど濃いです。味はさっぱりめですが、しっかりしています。
インド(カルカッタ)から導入したものを選抜してつくったもの。日本初の紅茶専用品種です。100年以上前のインドのアッサム種のDNAを受け継いでいるとのことです。
次に、「ベニヒカリ」(農林28号)。こちらも水色がほどほど濃いです。すっきりめの味わいですが、奥に若干の甘みも感じます。
1952年に鹿児島の枕崎で「ベニカオリ(アッサ ム種に鹿児島県の在来種を交配して育成され た品種)」を母、中国から導入した「枕Cn1」を父 とした交配をしたものから選抜されました。インド、日本、中国と3つの国の系統が関わっています。
そして、ブレンド紅茶の「月夜のかほり」。2種類の国産紅茶品種を、農薬・除草剤・化学肥料なしで育てあげたこの生産者の看板商品です。水色はやはり濃く、前の2つの味わいの延長ですが、やはりバランスがよいですね。
カップ&ソーサーは、ウェッジウッドのストロベリーラスター。1900年代初頭のものらしいです。可愛く楽しいですが、取っ手(ハンドル)はつまむものとはいいますが、現実的には少々持ちにくいです。