12月にやや珍しいりんごを3種類買って食べました。1つは青いりんごである、もしくは若干赤みが入ることがありますが、「グラニースミス」です。オーストラリア生まれで安曇野育ち。しっかりした歯ごたえで、酸味がほどよくあり美味しいです。これは加熱すると甘みが増すということで、料理用にも向いているらしいです。そのまま食べても酸味が心地よかったです。サラダにもよいでしょう。
グラニースミスは、19世紀にオーストラリアで、マリア・アン・スミスによって発見された品種ということです。ビートルズのアップル・レコードのシンボルである「青リンゴ」としても知られています。
次に少しオレンジの着色があるのは、「なかのきらめき」。甘酸っぱい味が美味しいです。果肉がきれいな赤い色。芯はやや白い。歯ごたえはやや柔らかく、ちょうどよいです。
なかののきらめきは、長野県中野市で赤肉リンゴの育種をしている吉家一雄さんが作った赤い果肉の「いろどり」と「王林」を交配して育成したりんごです。「いろどり」と同じ2018年に品種登録されました。
そして3つめ。、やはりオレンジ色なのが、「ムーンルージュ」。甘みがけっこうあり、酸味はわずか、歯ごたえは柔らかめです。果肉の芯の部分は色が白いです。
ムーンルージュは、やはり「いろどり」に「ふじ」を交配して作った赤肉系のりんごです。これも、2018年に品種登録されています。
りんごの品種一覧があるサイトは、例えば「旬の食材百科」です。
そして、ほぼ同時期に試したのが、りんごなどの果実酒であるシードル。奥出雲葡萄園のもので、これはガス注入ではなく、瓶内二次発酵でつくったものです。りんごの香りがして、辛口でさっぱりした味わいです。
スイーツも食べましょう。その名も『グラニースミス』というお店から、季節限定りんごのグラニースミス100%を使ったアップルパイを食べました。甘酸っぱさがバランスよくて美味しいです。
合わせた紅茶は、日本の紅茶の「みなみさやか」です。静岡の森内茶農園からのものです。明るい水色、花や少し甘やかなよい香り。味はすっきりとしていて渋みやくせがほとんどないです。お菓子の特徴を妨げないですね。ティーカップ&ソーサーは、ヘレンドのフルーツエスキース(チェリー)です。
そして煎茶で人気の「香駿」を紅茶にしたものも飲んでみました。水色はやや濃いめ。少し香ばしく軽いスパイスめいた香りあり。渋みも軽くあります。両者ともベースに青臭さ、若々しさがありますね。
追加 もうひとつ書いておきます。英国からのサマセット・アイスサイダーも飲みました。サイダーはリンゴのお酒ですが、これは発泡性のものでなく、デザートワインのリンゴ版です。凍らせた濃縮果汁を発酵したものです。アルコールは11.5%、しっかりどっしり甘く、酸味もあるのでそれほど甘ったる過ぎることはなく美味です。瓶は500mL。サマセットはイングランドの南西部で、畑はバロウヒルです。
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