Zoom飲み会で十勝ワインとチーズ

再びZoom飲み会です。今回は、私が主催役でした。まあ、このブログでは、そこで用意したお酒と食べものの紹介が、テーマなのですが。

今回私が用意したお酒は、再び日本のワイン、それも家にある十勝ワインです。昨年、十勝ワインでは、「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」が独自に作り出した「山幸(Yamasachi)」という赤ワイン用の独自品種が、何と国際ブドウ・ワイン機構(OIV)に品種登録されていたのです。日本で品種登録されたブドウは、「甲州」「マスカットべーリーA」についで、3番目です。これで、世界に向けてもラベルに堂々と品種名を記載して市場で売ることが可能になります。プレス発表はこちら

山幸もスティルワインが主ですが、今回飲んだのは瓶内二次発酵法を用いたスパークリングワイン「十勝ワイン ブルーム山幸」です。きれいな淡い赤紫色をしていて泡もしっかりしていました。やや熟成感がある果実味と軽いスパイシーさが合わさった飲み口で、渋みと酸味ともほどほどにあります。
今回は、これにくせが少なめであるウォッシュタイプのチーズ「ポン・レヴェック」(AOC)を用意しました。フランス・ノルマンディー地方のもので、これは8cm四方くらいの箱に入った「プティ・ポン・レヴェック」(220g)です。牛乳製、最低18日間熟成です。これは若干熟成が進んでいたみたいで、結果的には、両者ともやや個性ある組み合わせとなりました。でもワインの泡が口の中をフレッシュにしてくれました。

山幸スパークリング「ブルーム山幸」
山幸スパークリング「ブルーム山幸」            

十勝地方はとても寒いので、適するブドウを得るために、フレンチハイブリットのセイベル13053をクローン選抜した品種の耐寒品種「清見」を生み出し(1960年代)、さらに、そこに在来種の山ブドウを掛け合わせた(父が山ブドウ、母が清見)ブドウの中から選抜した醸造用赤品種として、「山幸」が誕生したのです(2001年日本で品種登録。もうひとつの品種「清舞」は兄弟関係ですが、色が淡く、軽い飲み口と個性が異なります)。私は、5~6年前に十勝の観光大使みたいな「十勝ワインバイザー」の資格を取得して、見学や収穫体験などに過去何度か訪れていました。写真はそのときのもので、ワイン城等は改修前のものです。

オンライン飲み会は、今回もいろんな雑談をしながら、終了しました。

ジョージ について

旅行大好き、飲食大好き、劇場、博物館・美術館大好き、好奇心旺盛なごくふつうの会社員です。社会問題含め、いろいろ書いていこうと思います。
カテゴリー: , ワイン, 日本, , ヨーロッパ, チーズ パーマリンク