TBSテレビで朝早くから放送されている番組に「あさチャン!」というのがあります。これはバラエティなのか、情報番組なのか、ニュース(報道)なのかよくわかりませんが、個人的にはキャスターの夏目三久さんは愛嬌があり、かつしっかりさばきができてバランス感覚もある人だと思います。しかし聞くところによると視聴率については苦戦しているようです。私もたまたま流れているのをのぞく程度です。しかしテレビの5%は百万人単位かもしれませんので、大きな数ではありますね。ただし、私は地上波はわずかのTBSとごくごくわずかのテレビ朝日しか流さないので、他局は知りませんというか、そもそも評価以前の問題でしょうということです。
そのようなスタンスで、ややひいき目のTBSだったのですが、ある日驚きました。番組の最後の時に、悪いけど気持ちの悪い音楽が聞こえてきたのです。朝からこのような行為をするのは、私は初めて知った経験でした。もともと音楽自体に罪はないのですが、CMに使われたその内容がむごすぎるのです。「JTのイメージCM」です。人間いろいろ違いがあるけど、お互い・・・みたいな主張ですが、もちろんたばこを吸う人吸わない人いろいろあってよいけど、関係ない人に被害を及ぼさないように吸ってくれればよいのであって、四の五の言うんじゃない、ということです。今まで何十年と他人に受動喫煙の被害を及ぼすのに加担していたのがJTじゃないですか。世界的には受動喫煙の被害を防ぐには、分煙では無理というのが常識ですが、自分たちで独自に主張している「分煙」すらやっていないじゃないか、というのがJTの行いです。山本太郎さんが、自分を「放送禁止物体」ということがありますが、JTなどのたばこCMなどのほうがよっぽど放送禁止物体でしょう。
たばこのCMやすべてのスポンサー活動等は、日本も批准しているWHOの「たばこ規制枠組み条約」によって禁止されています。おそらく、日本には個別の法律ができていないからなどと言い訳をするのでしょうが、コンプライアンスを重んじる組織は、明文法がなくとも問題行動はしません。すでに電話で「NEWS23」でのJTのスポンサー行動に対して何度も抗議していましたが、今回HPからこのことを質問しても、要回答としているのにお客に対して、回答をしない・無視しているのはなぜなのでしょうか。「総合的・俯瞰的に考えて」よりも悪いのがわからないのでしょうか。
しかし現場の人の責任ではないというものの、かなりまともなほうの小川さん、山本さん、星さんを抱えての番組も、JTマネーに染まっているとは、かなり深刻です。原発マネーのこと、もっと言えば戦争のことを忘れたのでしょうか?
ちなみに私はたばこの煙は大嫌い(だけでなく昔から健康被害を受けていた)ですが、本当の意味での自制もできる愛煙家は尊重します。昔から決して他人に迷惑をかけるような吸い方をしない人はけっこういましたし、今もいますので。しかし空間では共存できませんので、よろしくお願いします。