国立西洋美術館が当分の間休館になると聞きまして、常設展及び「内藤コレクション展Ⅲ
写本彩飾の精華 天に捧ぐ歌、神の理」にあわてて行ってきました。今週いっぱいで終了、今は夜間開館21時までやっています。ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の長い行列を横目で見て(こちらはすでに前に行っています)、常設展の入り口から入りゆっくり見始めました。ここもやはり休館になるということからか、そこそこ人は入っていました。でも混んでいるというほどではありません。
そして、「内藤コレクション展Ⅲ」のところに来ました。彩飾写本の世界に魅了され、本から切り離された1枚1枚のリーフ(紙葉)を中心に収集を続けてきた内藤裕史氏のコレクションが美術館に寄贈されたことを契機に、3回に分けて公開されてきたのがこの展示です。最終の今回は、とりわけ華やかで評価の高いものを集めたそうです。
今回の目玉(核)は2つあり、1つは天に捧げる歌である「聖歌集」に由来するリーフ、もう1つは各種の法文を収めた「教会法令集」由来のリーフです。美しい写本をゆっくりと楽しむことができました。
国立西洋美術館は。主に外周りを改修するために2020年10月19日(月)~2022年春まで休館の予定です。その間は、版画素描閲覧室および研究資料センター(利用者登録制)のみスケジュールを区切って開くらしいです。名残惜しいですが、しばしお別れです。