平日の夜、日時指定券を前もってネットで購入し、行ってきました。東京の日本橋、三越前から5分もかからないくらいの、メインな通りから少し入った裏のところに2階の建物が建っています。この美術館が常設の形でオープンしたのは今年の8月28日からです。私は、今まで東京では夏などに特設会場で行われていたイベントには行ったことがなく、今回初体験です。
金魚は、野生のフナから突然変異で生まれた赤い色素を持ったヒブナがもともとのもので、そこから体型は似ていますが尾びれの形に変化があるワキンがつくられたといわれています。ワキンが中国から日本に入ったのは室町時代で、江戸時代の品種改良の発展を経て、現在ではきわめて様々な品種があります。今や世界中で親しまれています。そういえば、画家マティスの絵画(プーシキン美術館所蔵)にも描かれていましたね。ストレスを与えないように飼うと10年以上は生きるものらしく丈夫です。成長すると30cmを超えるものもあるそうです。夏の風物詩ですね。
アーティスト・総合プロデューサーの木村英智氏は、若い頃からアルバイトで魚と関わり、イベントを行う前は熱帯魚などの観賞魚の貿易を営んでいた経歴を持っています。その後「アート」に目覚め、「アートアクアリウム」を日本や海外で展開していくことになります。
中にある舞台で伝統芸能が行われ、ゆったり飲食しながら楽しめる時が、早く来ることを願っています。
出口を出ると、車が置いてありました。金魚尽くしでした。